私は普段あまりしゃべらない。日本語でしゃべらない者が、英語になるとしゃべるかというと、そういったことはない。英語を使った会話には特有の発音が絡むので、先ずは聞く経験を積むことが必須である。聞けなければ返せない。会話にならない。日本語でも会話が少ない私には英語による会話の経験も人と比べるととても少なかった。それでも英会話の勉強のために、英人のクラスに週に2度ほど通ったことがある。元々内気なタイプだから、同じクラスの他の者がしゃべると遠慮してしまう。授業料の割に効果は小さかったと思う。
私が英語を学び始めたのは、中学生になってからである。当初は、「MadeinJapan」を「マデインジャパン」などと読んでいた。ローマ字読みである。学ぶにつれて読みは改善されるもので、単語に応じた読み方を理解するようになった。中学2年の頃に海外文通を始めた。封書による本来のメールのやりとりである。辞書を引きながら読んで返事している内に英文の構造や単語を覚えることになった。高校入学試験でも英語で点数を稼いだせいで志望高校に入学した。
高校入学当初はESS(EnglishSpeakingSociety)に参加した。
しかし、部長や副部長が、私にはどうも女々しい奴に見えてしまった。英会話が出来るとしても、女子高と定期的に合流して、英語を話せることを自慢しあってどうするのだ。そうした高校生活に意味があるのだろうか。極端な方へ行ってしまった。ボクシング部に入部したのだ。英会話よりも男一匹の青春を選択したのだ。
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